節電対策やピーク時シフト対策一つ一つは理にかなっていても、それが合わさると意図せざる結果につながる可能性があります。このような現象を経済学では合成の誤謬と呼びます(ミクロの合理的行動がマクロの不合理・非効率を招くような現象)。
たとえば、二交代制を大幅に導入した上で、大幅なサマータイムを導入したら、何が起こるのでしょうか?
さらに、週の休日に割り当て制を取り入れて、業界で輪番で夏期休暇を取るなんてやったら、混乱が生じるだけで節電にもならずハッピーなことは何もないように思います。
事前のシミュレーションで合成の誤謬を回避しようというのは浅はかな考えで、できるだけシンプルかつ効果的な対策を柱に据えて、枝葉の削減にはあまり踏み込まないようにするのが実効性のある対策実施のポイントのはずです。
[管理人]
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